【アップデート】AmazonConnectにAIによるアシスタント機能(Segment AI assistant)が追加されました
こんにちは、リテールアプリ共創部のmorimorikochanです。
re:Invent0日目の本日2024/12/1に、Amazon ConnectにAIによるアシスタント機能(Segment AI assistant)が追加されました。
早速、この機能の概要解説および動作確認をしたいと思います
ちなみに、このSegment AI assistantは以下のAWS News Blogで紹介されているうちの1機能です。
Amazon Connectにさまざまな機能が追加されたようですね。
AIによるアシスタント機能(Segment AI assistant)とは
Amazon Connectにて、問い合わせのあった顧客をCustomer Segmentとして一括管理することができます。
このCustomer Segmentを作成する際に、このSegment AI assistantを利用することで、Customer Segmentの設定を自然言語でしじをすると、AIが自動で設定を提案してくれます。
これにより、Customer Profileの各属性を熟知していない非エンジニアの方でも簡単にCustomer Segmentの作成が可能になります。
やってみた
カスタム属性を付与したCustomer Profileを複数作成し、カスタム属性の条件をもとにしたCustomer SegmentをSegment AI assistantに提案してもらいたいと思います。
まずはAmazon Connectでインスタンスを作成します。
この際、Customer Profilesを有効化
にチェックがついている必要があるので注意してください
作成後、このインスタンスに対して、Customer Profileを実際に追加していきます。
ここでは、簡易的に登録したいため、AWS CLIを利用して登録を行います。
# 後述の呼び出しで必要な`DomainName`を確認。
# マネコンで表示されているものと異なるため注意
$ aws customer-profiles list-domains
{
"Items": [
{
"DomainName": "amazon-connect-example-morimorikochan",
"CreatedAt": "2024-12-01T20:15:06.220000-08:00",
"LastUpdatedAt": "2024-12-01T20:15:06.220000-08:00",
"Tags": {}
}
]
}
# Customer Profileを複数作成
$ aws customer-profiles create-profile --domain-name amazon-connect-example-morimorikochan-domain-useast1 --account-number 00001 --party-type BUSINESS --attributes isPremiumUser=true,numberOfVisits=5,purchaseAmountAvgPerPurchase=15030 --region us-east-1
{
"ProfileId": "da4eaf08d2e442b68b4e70a74eb30df4"
}
$ aws customer-profiles create-profile --domain-name amazon-connect-example-morimorikochan-domain-useast1 --account-number 00002 --party-type BUSINESS --attributes isPremiumUser=false,numberOfVisits=2,purchaseAmountAvgPerPurchase=600 --region us-east-1
{
"ProfileId": "a04ac2a4948b406e8c2b44125eb08276"
}
$ aws customer-profiles create-profile --domain-name amazon-connect-example-morimorikochan-domain-useast1 --account-number 00003 --party-type INDIVIDUAL --attributes isPremiumUser=true,numberOfVisits=22,purchaseAmountAvgPerPurchase=8700 --region us-east-1
{
"ProfileId": "f56dbbf774404c329597155cfed25326"
}
作成したCustomerProfileのデータは以下のとおりです
account-number | party-type | isPremiumUser 優遇顧客か |
numberOfVisits 訪問回数 |
purchaseAmountAvgPerPurchase 客単価 |
作成されたProfileId |
---|---|---|---|---|---|
00001 | BUSINESS | true | 5 | 15030 | da4eaf08d2e442b68b4e70a74eb30df4 |
00002 | BUSINESS | false | 2 | 600 | a04ac2a4948b406e8c2b44125eb08276 |
00003 | INDIVIDUAL | true | 22 | 8700 | f56dbbf774404c329597155cfed25326 |
この時点で、Amazon Connectのコンソール画面のAgentWorkspace上で上記で作成されたCustomerProfileを確認することができます。また、More Information
のセクションにAWS CLIでリクエストされたisPremiumUser
などのカスタム属性(custom attributes)も保存されていることがわかります。
Amazon Connectのコンソール画面の左メニューから お客様のプロファイル>顧客セグメントにアクセスし、セグメントを作成ボタンから作成画面に遷移します。
しかし、残念ながら現時点ではAWS News Blogで紹介されたようなSegment AI assistantを利用できるサイドメニューは画面に表示されませんでした。
権限の問題かと思いIAMロールの権限を確認しましたが、公式ドキュメントに記載の通りCustomerProfiles.Segments.Create
は付与されていました。
また、リージョンを東京に変更して試しましたが同じ結果となりました。
おそらくですが、一部のアカウントではまだ利用可能になっていないのではないかと思います。
ちなみに、以下のように手動でCustomerSegmentを作成することはできました。
(テストデータをさらに追加してデバッグしたため、Unmatched Customers
が13になっています)
まとめ
- AmazonConnectに新たに機能追加されたAIによるアシスタント機能(Segment AI assistant)を利用することで、非エンジニアの方でも簡単にCustomer Segmentの作成が可能になります
- ただし、今回試した環境では検証することができませんでした。
- もしかすると一部のアカウントではまだ利用可能になっていないのかもしれません
参考資料